烏の行水
読み方
からすのぎょうずい
意味
入浴してもすぐに上がってしまい、湯につかる時間が非常に短いことのたとえ。転じて、物事を手早く済ませて長く続けないさま、形だけで終わるさまにもいう。
由来
烏は水浴びをしても短時間で終えるように見えることから生まれたたとえ。「行水」は本来、手足や体に水をかけて清めること。成立年代は明確ではないが、近世(江戸時代)には用例が見られるとされる。
備考
主に「風呂・入浴」の短さを言うが、比喩的に「何事も浅く短い」意味でも使う。ややからかい・批判の含みが出やすいので相手に直接言う際は注意。
例文
- 彼は烏の行水で、風呂に入っても五分もしないで出てくる。
- 忙しい日は烏の行水で済ませて、早めに寝ることにした。
- 温泉に来たのに烏の行水じゃもったいないよ。
- 準備運動を烏の行水で終わらせたら、案の定けがをした。
- 説明を烏の行水みたいに流して、肝心な点を理解していなかった。
類義語
- 雀の涙
- 朝飯前
- 形ばかり
- 上っ面
- ちょっとした
- 短時間で済ませる
対義語
- 長湯
- 入念にする
- じっくり
- 腰を据える