災い転じて福となす
読み方
わざわいてんじてふくとなす
意味
降りかかった災難や失敗を、工夫や努力によって逆に好結果へと変えること。また、悪い出来事がきっかけとなって思いがけない幸運や利益を得ること。
由来
中国古典由来の語で、「転禍為福(てんかいふく)」などの表現に基づくとされる。日本での成立・定着の正確な年代は不詳だが、漢文素養が広まった近世以降にことわざとして一般化したと考えられる。
備考
努力や工夫で不運を好転させるニュアンスが強い。単なる偶然の幸運より、結果として良い方向に転じた場合に用いる。硬めの言い方で文章語にも多い。
例文
- 失敗して左遷されたが、新天地で力を発揮して出世した。まさに災い転じて福となすだ。
- 事故で入院したおかげで生活を見直せた。災い転じて福となす、だね。
- クレーム対応で鍛えられて、接客が上達した。災い転じて福となす経験だった。
- 試験に落ちた悔しさが原動力になり、翌年は合格した。災い転じて福となすとはこのこと。
- トラブルを機に業務フローを改善し、売上まで伸びた。災い転じて福となす展開だ。
類義語
- 禍を転じて福となす
- 怪我の功名
- 雨降って地固まる
- 塞翁が馬
対義語
- 福転じて災いとなす