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漁夫の利

読み方

ぎょふ の り

意味

当事者同士が争ったり対立したりしている間に、関係のない第三者が思いがけず利益を得ること。また、他人の争い・失敗につけ込んで利益を得ることをいう。

由来

中国戦国時代の故事に由来する。『戦国策』(燕策)に、鷸(しぎ)と蚌(はまぐり)が争っているところを漁夫が両方を捕らえて利益を得たという「鷸蚌の争い、漁夫の利」の話が見える。成立年代の厳密な年は不詳。

備考

多くは「鷸蚌の争い、漁夫の利」とセットで用いられる。第三者の“棚ぼた”的利益だけでなく、争いに乗じるずるさを含意する場合もある。

例文

  • 二社が価格競争で疲弊している間に、新規参入の会社が漁夫の利を得た。
  • 兄弟げんかが長引き、結局は親戚が土地を安く買って漁夫の利となった。
  • A社とB社が訴訟で争うほど、別の企業が市場を押さえて漁夫の利を得る。
  • 派閥争いに巻き込まれないようにしていたら、思わぬ昇進が回ってきて漁夫の利だった。
  • 二人が責任の押し付け合いをしているうちに、第三者が手柄を取るのは漁夫の利だ。

類義語

  • 棚からぼたもち
  • 濡れ手で粟
  • 他人の褌で相撲を取る
  • 果報は寝て待て

対義語

  • 共倒れ
  • 損して得取れ(反意的に用いられることがある)

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