溺れる者は藁をも掴む
読み方
おぼれる もの は わら をも つかむ意味
非常に困って追い詰められた人は、たとえ頼りにならないものや助けになりそうもないものでも、必死にすがろうとするという意味。切羽詰まった状況で冷静な判断ができず、わずかな望みに頼るさまを表す。由来
英語のことわざ “A drowning man will catch at a straw.” の訳として広まった表現とされる。英語圏では古くから用例があり、日本では明治時代以降、英学や翻訳を通じて定着したと考えられるが、正確な初出年は不明。備考
「藁にもすがる」と近い意味。追い詰められた人をやや客観的・批判的に述べることが多く、本人に直接使うと冷たく聞こえる場合がある。例文
- 資金繰りに行き詰まった社長は、溺れる者は藁をも掴む思いで古い知人に融資を頼んだ。
- 試験前日に全く勉強していなかった彼は、溺れる者は藁をも掴むように占いの合格祈願を信じた。
- 病気がなかなか治らず、彼女は溺れる者は藁をも掴む気持ちで民間療法まで試した。
- 証拠が見つからない弁護士は、溺れる者は藁をも掴む思いで小さな証言にも望みをかけた。
- 倒産寸前の会社は、溺れる者は藁をも掴むように条件の悪い取引にも応じてしまった。
類義語
- 藁にもすがる
- 苦しい時の神頼み
- 背に腹は代えられぬ
- 窮すれば通ず
対義語
- 泰然自若
- 余裕綽々