溺れる者は藁をもつかむ
読み方
おぼれるものはわらをもつかむ
意味
追い詰められて切羽詰まった状況になると、助かる見込みがほとんどないものでも、わずかな望みにすがって必死に頼ろうとすること。困窮・危機のときの人の心理をたとえる。
由来
水に溺れている人が、助かろうとして水面に浮く藁のような頼りないものにまで手を伸ばす、という情景から生まれたたとえ。成立年代は明確ではないが、近世(江戸時代)以前から用例が見られるとされる。
備考
「藁にもすがる」とほぼ同義。追い詰められた心理を述べる表現で、相手の行動を揶揄する文脈では配慮が必要。
例文
- 資金繰りが行き詰まり、彼は溺れる者は藁をもつかむ思いで高金利の融資に申し込んだ。
- 試験まであと一日、溺れる者は藁をもつかむで徹夜して参考書を読み込んだ。
- 医者に見放されたと聞き、家族は溺れる者は藁をもつかむ気持ちで名医を探した。
- 失踪した友人の手がかりがなく、溺れる者は藁をもつかむ思いで占いにも頼った。
- この提案は成功率が低いが、今の我々には溺れる者は藁をもつかむしかない。
類義語
- 背に腹は代えられぬ
- 窮鼠猫を噛む
- なりふり構わぬ
- 死に物狂い
- 藁にもすがる
対義語
- 余裕綽々
- 泰然自若