渡りに船
読み方
わたり に ふね意味
物事をしようとしているちょうどその時に、都合のよい手段や援助が現れることのたとえ。必要としていた助けが絶妙なタイミングで得られて、とても好都合であるという意味。由来
正確な初出年は不明。橋が少なく、川や海を渡るには船が重要だった時代の生活実感から生まれた表現で、「渡ろうとしている時にちょうど船がある」という状況を、非常に都合がよいことのたとえにしたもの。遅くとも江戸時代には広く使われていたとされる。備考
人・物・金・情報など、必要な助けや手段が絶妙なタイミングで得られた場面に使う。会話でも文章でもよく使われる、前向きでわかりやすい表現。例文
- 資金繰りに困っていたところへ新しい取引先の紹介があり、まさに渡りに船だった。
- 締め切り直前に経験豊富な先輩が手伝ってくれて、渡りに船の思いだった。
- 道に迷っていた私たちに地元の人が声をかけてくれ、渡りに船とばかりに駅まで案内してもらった。
- 新しいパソコンが必要だった時に補助金制度が始まり、渡りに船だと感じた。
- 雨で移動に困っていたところへ空車のタクシーが来て、渡りに船だった。
類義語
- 地獄に仏
- 旱天の慈雨
- 雪中に炭
対義語
- 弱り目に祟り目
- 泣きっ面に蜂
- 踏んだり蹴ったり