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渡りに船

読み方

わたり に ふね

意味

困っている時や何かをしようとしている時に、ちょうど都合のよい助けや条件が現れて、物事がうまく進むことのたとえ。望んでいたことがタイミングよくかなう、というニュアンスで使う。

由来

川や海を渡ろうとしている人にとって、船が来ることは最も都合のよい手段であることから生まれたたとえ。口語的に広く用いられてきたが、成立の正確な年代・初出資料は不明。少なくとも近世以降の一般語として定着したと考えられる。

備考

「渡る」に「船」が来る=好都合、という比喩。基本は良い出来事に用い、皮肉で使うこともある。表記は「渡りに船」も「渡りに舟」も可。

例文

  • 引っ越し先を探していたら友人が空き部屋を紹介してくれて、まさに渡りに船だった。
  • 資金繰りに困っていたところへ追加発注が入り、渡りに船で助かった。
  • 雨宿り場所を探していたら、渡りに船とばかりに店員が傘を貸してくれた。
  • 人手不足の最中に経験者が応募してきて、渡りに船だ。
  • 資料が見つからず焦っていたが、先生が参考文献を教えてくれて渡りに船だった。

類義語

  • 願ったり叶ったり
  • 棚からぼたもち
  • 濡れ手で粟
  • 地獄で仏
  • 降って湧いたよう
  • まさにその時

対義語

  • 好機を逃す
  • 渡る世間に鬼ばかり(※反意的に用いられることがある)

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