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河童に水練

読み方

かっぱ に すいれん

意味

河童のように水に慣れた者に水泳を教えること。つまり、すでに十分できる人に改めて教えたり忠告したりしても無意味である、または余計なお世話であるというたとえ。

由来

河童(かっぱ)は日本の民間伝承に登場する水辺の妖怪で、水中で自在に動ける存在とされた。そこへ「水練(すいれん)=水泳の稽古」をするという不自然さから、「できる者に教える愚」を表すことわざになった。成立時期は特定しにくいが、河童の説話が広まった江戸時代以降に定着したと考えられる(正確な初出年は不明)。

備考

「釈迦に説法」「達者に芸」などと同類。相手を立てる婉曲表現としても使えるが、言い方次第で皮肉に聞こえるので注意。

例文

  • 彼は元水泳選手だから、泳ぎ方を教えるなんて河童に水練だよ。
  • ベテラン職人に手順を説くのは河童に水練になりかねない。
  • 英語ネイティブに発音を直せと言うのは、河童に水練だ。
  • 部長は営業の達人だし、今さら基礎研修を受けさせても河童に水練だろう。
  • それは彼女の専門分野だから、口を出すと河童に水練になるよ。

類義語

  • 釈迦に説法
  • 達者に芸
  • 孔子に論語
  • 猿に木登り

対義語

  • 初心者に手ほどき
  • 未熟者に指導
  • 門前の小僧習わぬ経を読む(※対照的に“自然に覚える”趣旨)

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