沈香も焚かず屁もひらず
読み方
じんこう も たかず へ も ひらず意味
よい香りの沈香を焚くわけでもなく、悪臭の屁をするわけでもないということから、特に長所も短所もなく、善いことも悪いこともしない、目立った働きや害のない平凡なさまをいう。由来
沈香は古くから珍重された香木で、その香りを「よいもの」、屁の臭いを「悪いもの」に見立てた対比から生まれた表現。成立年は不明だが、江戸時代以降の俗語・ことわざとして広まったとされる。備考
「屁」を含むためやや俗な響きがあり、改まった場では「可もなく不可もなし」などに言い換えるのが無難。例文
- 彼は沈香も焚かず屁もひらずで、会議でもほとんど意見を言わない。
- この企画は失敗もしないが成功もしない、まさに沈香も焚かず屁もひらずだ。
- 新しい部長は沈香も焚かず屁もひらずの人で、職場の雰囲気は何も変わらなかった。
- 沈香も焚かず屁もひらずでいるより、少しは挑戦して失敗したほうがいい。
- 彼女の発表は無難だったが、沈香も焚かず屁もひらずという印象も残った。
類義語
- 可もなく不可もなし
- 毒にも薬にもならない
- 箸にも棒にもかからない
- 当たり障りがない
- 平々凡々
対義語
- 毒にも薬にもなる
- 一長一短
- 功罪相半ばする