水泡に帰す
読み方
すいほう に きす意味
それまでの努力や計画、成果が、最後には何の価値も残さず消えてしまうこと。苦労して積み上げたものが、失敗や事故、事情の変化などで一瞬にして無駄になる、という嘆きを含む表現。由来
「水泡」は水面にできる泡で、すぐに消えて形が残らないことから、成果がはかなく消える比喩として用いられた。漢語的な表現で、特定の成立年・初出は不詳だが、近世以降の文章語として広く定着したとされる。備考
「水泡に帰す/水泡に帰する」とも言う。改まった文章語で、努力・成果が無駄になる場面に用いる。単に中止しただけより「消えて跡形もない」ニュアンスが強い。例文
- 資金繰りが破綻して、これまでの開発努力が水泡に帰した。
- 台風で堤防が決壊し、復旧工事の成果が水泡に帰す恐れがある。
- あと一歩のところで証拠が失われ、捜査は水泡に帰した。
- 不注意な一言で信用を失い、長年の実績が水泡に帰した。
- 契約直前に条件が覆り、交渉は水泡に帰してしまった。
類義語
- 水の泡
- 泡となる
- 徒労に終わる
- 無に帰す
- 灰燼に帰す
- 元の木阿弥
対義語
- 実を結ぶ
- 成功する
- 成就する
- 結実する