水を向ける
読み方
みず を むける意味
相手が話しやすいように、こちらからきっかけとなる話題や質問を出して、発言・告白・意見表明などを促すこと。直接言わせるのではなく、遠回しに誘導して自然に話を引き出すニュアンスがある。由来
語源は「水を向ける(=水を流れやすい方へ導く)」という文字どおりの表現から、会話でも相手の気持ちや話の流れを“向ける”比喩として用いられるようになったとされる。成立年代・初出は明確ではない(不詳)。備考
「話題を振る」よりも、相手の発言を“引き出す”意図が強い。やや硬めの書き言葉で、取材・会議・交渉などの場面でよく使う。例文
- 沈黙が続いたので、最近の趣味の話に水を向けてみた。
- 上司は部下に水を向けるような質問をして、本音を引き出した。
- 記者は事件の核心に触れず、周辺の話題に水を向けて反応を見た。
- 彼女は結論を急がず、こちらから水を向けられるまで黙っていた。
- 会議では反対意見が出にくいので、司会がまず問題点に水を向ける必要がある。
類義語
- 話題を振る
- 話を振る
- きっかけを作る
- 誘い水をかける
- 水を差し向ける
対義語
- 話を打ち切る
- 口を閉ざす
- 沈黙する