水は方円の器に従う
読み方
みず は ほうえん の うつわ に したがう意味
水は入れ物の形(四角にも丸にも)に合わせて姿を変えることから、人も置かれた環境や周囲の人・習慣に影響され、善くも悪くもそれに従って変わりやすい、というたとえ。状況に応じて柔軟に振る舞う意にも用いられる。由来
水が器の形に応じて形を変えるという性質を、人のあり方にたとえた言い回し。出典は仏教・儒教系の説話や漢籍に見られる比喩表現に近いが、この形での成立年代は特定しにくく、概ね古くから用いられてきたとされる(正確な年・時代は不詳)。備考
「周囲に染まりやすい(善悪両面)」の含みで使うことが多い。単なる適応力の称賛にもなるが、主体性の欠如を戒める文脈でも用いられる。例文
- 新しい職場のやり方にすぐ慣れたのは、水は方円の器に従うという性格だからだ。
- 友だちの影響で言葉づかいまで変わった。水は方円の器に従うとはこのことだ。
- 環境が荒れると人も荒れる。水は方円の器に従うのだから、まず職場の空気を整えよう。
- 彼は水は方円の器に従うタイプで、相手に合わせすぎて自分を見失いがちだ。
- 子どもは水は方円の器に従う。家庭の雰囲気がそのまま育ちに出る。
類義語
- 水は器に従う
- 朱に交われば赤くなる
- 郷に入っては郷に従え
- 人は環境に左右される
対義語
- 我を通す
- 頑固一徹
- 融通が利かない