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水に馴れて溺る

読み方

みず に なれて おぼる

意味

水に慣れた人ほど油断して溺れることがあるように、得意なことや慣れていることでも、慢心や不注意があると失敗するという戒め。経験や技能があっても警戒心を失ってはいけないという意味。

由来

水泳や川・海での生活に慣れた者が、かえって油断して水難に遭うという実際の経験から生まれたたとえ。成立時期は明確ではないが、近世以前からの生活訓と考えられ、近代以降のことわざ辞典にも見られる。

備考

「馴れて」は「慣れて」とも書く。能力のある人を責めるより、油断を戒める文脈で使う。類義の「河童の川流れ」よりやや教訓的。

例文

  • ベテランの運転手が確認を怠って事故を起こした。まさに水に馴れて溺るだ。
  • 毎年登っている山だからと軽装で行くのは危ない。水に馴れて溺るというから、準備は怠れない。
  • 彼は得意な計算問題で見直しをせずに間違えた。水に馴れて溺るとはこのことだ。
  • 長年使っている機械ほど、油断せず安全確認をするべきだ。水に馴れて溺るという。
  • 料理に慣れている母でさえ、火をつけたまま離れて焦がしてしまった。水に馴れて溺るだね。

類義語

  • 河童の川流れ
  • 猿も木から落ちる
  • 上手の手から水が漏る
  • 弘法にも筆の誤り
  • 過ちは好む所にあり

対義語

  • 油断大敵
  • 初心忘るべからず

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