氏より育ち
読み方
うじ より そだち意味
家柄や血筋(氏)よりも、どのような環境で育ち、どんな教育やしつけを受けたか(育ち)のほうが、その人の人格・品性・ふるまいに強く表れる、という意味。出自の良し悪しより、育てられ方が人を決めるという考えを示す。由来
語源・初出の年代ははっきりしない。近世以降に広く用いられたとされ、「氏」は家柄・血統、「育ち」は養育環境やしつけを指す語として対比され、身分や門地よりも教育・生活習慣が人となりを形作るという教訓として定着した。備考
家柄差別を否定する文脈でも使えるが、「育ちが悪い」などと結びつくと相手を見下す表現になり得る。品性・礼儀の評価を述べる際は配慮が必要。例文
- あの人は言葉遣いが丁寧で気配りもできる。まさに氏より育ちだ。
- 名門の出でも礼儀がなっていない人はいるし、氏より育ちというのは本当だと思う。
- 採用では学歴よりも人柄を見たい。氏より育ちで、環境と努力が表に出るから。
- 偏見で家柄を決めつけるのはよくないよ。氏より育ちと言うでしょう。
- 兄弟でも育てられ方で雰囲気が違う。氏より育ちだね。
類義語
- 育ちがすべて
- 生まれより育ち
- 生まれより躾
- 育ちが人を作る
- 三つ子の魂百まで
対義語
- 氏も育ちも
- 氏も育ちも良い
- 家柄が第一