毒を食らわば皿までである
読み方
どく を くらわば さら まで である意味
一度悪事や危険なことに手を出してしまった以上、途中でやめても同じなので、最後までやり通すしかない、というたとえ。覚悟を決めて徹底してやる、という意味でも使われるが、本来は「引き返せない状況」の自嘲や開き直りを含む。由来
江戸時代には既に用例が見られるとされるが、正確な成立年は不明。「毒を食べてしまえば、皿に残った分まで舐め取っても同じ」という発想から、罪や災いに踏み込んだ後の「どうせ同じなら徹底する」心情を比喩化したもの。備考
「開き直り」「背徳感」を伴う場面で使われやすい。肯定的に「徹底する」の意でも使うが、文脈によっては不道徳を正当化する響きが出る。例文
- ここまで不正に関わった以上、毒を食らわば皿までで、最後まで口裏を合わせるしかない。
- 締切を一日過ぎたが、毒を食らわば皿までだ。徹夜で仕上げて提出しよう。
- 中途半端に謝るより、毒を食らわば皿までの覚悟で真相を全部話せ。
- 軽い出来心だったのに、毒を食らわば皿までと開き直ってしまったのが間違いだった。
- 勝算は薄いが、ここまで準備した。毒を食らわば皿まで、やるだけやろう。
類義語
- 背に腹は代えられぬ
- 進退これ極まれり
- 腹をくくる
- やるからには徹底的にやる
対義語
- 思いとどまる
- 引き返す
- 途中でやめる
- 見切りをつける