毒にも薬にもならぬ
読み方
どく にも くすり にも ならぬ意味
人や物事が、害(毒)にも益(薬)にもならず、良い影響も悪い影響も与えないこと。転じて、存在感がなく価値や効き目が薄く、役に立たないことをいう。由来
「毒」と「薬」という対照的なものを並べ、「どちらにもならない=効き目がない」という比喩で表した言い回し。成り立ちの明確な初出年は不詳だが、近世〜近代の口語表現として定着したとされる。備考
「~ない」よりやや辛口で、価値・効果の乏しさを評する語。人に使うときは侮蔑的に響くことがある。慣用形は「ならぬ」。例文
- 彼の提案は毒にも薬にもならぬ内容で、会議は結論が出なかった。
- その記事は当たり障りがなく、読んでも毒にも薬にもならぬ。
- 注意されても改善しないなら、毒にも薬にもならぬ研修だ。
- あの噂は毒にも薬にもならぬから、気にしなくていい。
- 形だけの制度では現場は変わらず、毒にも薬にもならぬ結果に終わった。
類義語
- 役に立たない
- 無用の長物
- 箸にも棒にも掛からない
- 帯に短し襷に長し
- いてもいなくても同じ
対義語
- 毒になる
- 役に立つ
- 薬になる