欲の熊鷹股裂くる
読み方
よく の くまたか また さくる意味
欲張って多くのものを一度に得ようとすると、かえって失敗したり、自分の身を損なったりするというたとえ。過度な欲は破滅や損失を招く、という戒め。由来
「熊鷹」は大型の猛禽。貪欲な熊鷹が複数の獲物を同時につかもうとして足を広げすぎ、股が裂けたというたとえ話に基づくとされる。成立年代は不詳だが、近世以前からの民間の教訓的表現と考えられる。備考
古風で現在の日常会話ではあまり使われない。文章語や教訓的な文脈で用いられ、強い欲張りへの戒めとして響く。例文
- 利益を独り占めしようとして取引先を失うなんて、まさに欲の熊鷹股裂くるだ。
- 二つの大会に同時に出ようとして練習が中途半端になった。欲の熊鷹股裂くるにならないよう、一つに絞ろう。
- 安いからと大量に仕入れたが売れ残ってしまい、欲の熊鷹股裂くるの結果となった。
- 昇進も副業も資格取得も一度に狙うのは危ない。欲の熊鷹股裂くるというだろう。
- 彼は全員の票を取り込もうとして方針がぶれ、結局支持を失った。欲の熊鷹股裂くるである。
類義語
- 欲張りは損のもと
- 二兎を追う者は一兎をも得ず
- 虻蜂取らず
- 欲は身を失う
対義語
- 足るを知る者は富む
- 知足安分
- 分相応を知る