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株を守りて兎を待つ

読み方

かぶを まもりて うさぎを まつ

意味

昔の偶然の成功や古いやり方にこだわり、状況の変化を考えずに同じ幸運や成果を待ち続けること。努力や工夫をせず、ただ好機が再び来るのを期待する愚かさを戒める故事成語。

由来

中国・戦国時代末期の思想書『韓非子』五蠹篇に基づく故事。紀元前3世紀ごろ、宋の農夫が切り株にぶつかって死んだ兎を拾った後、また兎が来ると思って株を見守り、耕作を怠ったため笑い者になったという話に由来する。

備考

「株」は株式ではなく切り株のこと。古典的な言い回しで、日常会話より文章・評論・教訓的文脈で使われることが多い。

例文

  • 一度だけ当たった宣伝方法に頼り続けるのは、まさに株を守りて兎を待つようなものだ。
  • 去年の成功例をそのまま繰り返しても市場は変わっている。株を守りて兎を待つ姿勢では通用しない。
  • 彼は昔の勝ちパターンに固執し、新しい提案を聞こうとしないので、株を守りて兎を待つと批判された。
  • 偶然売れた商品を改良もせず並べているだけでは、株を守りて兎を待つ結果になりかねない。
  • 試験でたまたま出た問題だけをまた出ると信じて勉強するのは、株を守りて兎を待つような勉強法だ。

類義語

  • 守株
  • 守株待兎
  • 株を守る
  • 柳の下の泥鰌
  • 二匹目の泥鰌を狙う

対義語

  • 臨機応変
  • 時勢に応じる
  • 機に臨み変に応ず
  • 変化に対応する

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