柳に風
読み方
やなぎ に かぜ意味
風を受ける柳がしなやかに揺れて逆らわないように、相手の非難・挑発・圧力などをまともに受けず、柔らかくかわすこと。争わずに受け流して身を守る態度や、少しも気にかけない様子をいう。由来
風が吹いても柳は枝を柔らかくしならせて受け、折れにくいという自然の姿から生まれたたとえ。人も同じく、強く逆らわず柔軟に応じるのがよいという意味になった。成立年・初出は不明だが、古くから用いられてきた言い回しである。備考
「柳に風と受け流す」の形でよく使う。柔軟で大人な態度をほめる場合もあれば、はぐらかして本気で取り合わないという皮肉になる場合もある。例文
- 彼は厳しい批判にも柳に風で、少しも感情的にならなかった。
- 相手の挑発を柳に風と受け流せれば、無用な争いは避けられる。
- 彼女の柳に風の対応のおかげで、会議は険悪な雰囲気にならずに済んだ。
- 何を忠告しても柳に風で、本気で聞いているのか分からない。
- 外交では、ときに柳に風の柔らかさが対立の激化を防ぐ。
類義語
- 受け流す
- いなす
- のらりくらり
- 馬耳東風
対義語
- 売り言葉に買い言葉
- 真っ向から受けて立つ
- 正面衝突
- まともに取り合う