杉は直ぐ松は曲がれ
読み方
すぎ は すぐ まつ は まがれ意味
人は生まれつきの気質や向き不向きがそれぞれ違うのだから、皆を同じ型にはめて育てたり扱ったりせず、個性に応じて育成・指導すべきだというたとえ。まっすぐ育つ杉、曲がって味が出る松のように、それぞれの持ち味を生かすのがよいという意。由来
杉は材として真っ直ぐに伸びる性質が好まれ、松は枝ぶりや幹の曲がりに風情・価値を見いだすことがある、という樹木観から生まれた教訓句。成立年代は明確でないが、近世(江戸期)以来の諺として用いられてきたとされる。備考
主に教育・人材育成の文脈で「個性に応じて伸ばす」意で使う。命令形に見えるが相手への指示というより一般論の諭しとして用いられる。例文
- 兄は理詰めが得意で、弟は感性が鋭い。杉は直ぐ松は曲がれで、別々の伸ばし方を考えよう。
- 新人教育は一律のマニュアルだけでは限界がある。杉は直ぐ松は曲がれの発想で適性を見て配置した。
- 子どもが人前で話すのが苦手でも無理に矯正するな。杉は直ぐ松は曲がれだよ。
- 同じ目標を与えても成果の出方は違う。杉は直ぐ松は曲がれで評価基準も工夫したい。
- 兄弟を比べて叱るのは逆効果だ。杉は直ぐ松は曲がれ、長所を見つけて伸ばそう。
類義語
- 杉は直ぐ松は曲がれ(同)
- 三つ子の魂百まで
- 氏より育ち
- 子は親の鏡
対義語
- 杉は曲がれ松は直ぐ