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木を見て森を見ず

読み方

き を みて もり を みず

意味

細かい部分や目先のことに気を取られて、全体の状況や本質を見落としてしまうこと。個々の事実だけを見て、全体像を把握できない場合に使う。

由来

英語のことわざ「You cannot see the wood for the trees(木々のために森が見えない)」に由来する訳語とされる。日本で定着した時期は明確ではないが、近代以降、明治〜昭和期にかけて西洋由来の表現として広まったと考えられる。

備考

ビジネス、研究、教育などでよく使われる。批判的な響きがあるため、相手に直接使う場合は言い方に注意が必要。

例文

  • 数字の細かい誤差ばかり気にして企画の目的を忘れるのは、木を見て森を見ずだ。
  • 一つの失敗だけで彼の能力全体を判断するのは、木を見て森を見ずと言える。
  • 研究では個別データも大切だが、木を見て森を見ずにならないよう全体傾向を確認した。
  • 目先の値引きにこだわって長期的な利益を失うのは、まさに木を見て森を見ずだ。
  • 彼女の助言で、私は木を見て森を見ずだったことに気づいた。

類義語

  • 鹿を追う者は山を見ず
  • 枝葉末節にとらわれる
  • 細部にこだわって全体を見失う
  • 大局を見失う

対義語

  • 一葉落ちて天下の秋を知る
  • 大局を見る
  • 大所高所から見る
  • 着眼大局

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