木に竹を接ぐ
読み方
きに たけを つぐ意味
本来うまくつながらないもの、性質の異なるものを無理に結びつけることのたとえ。また、全体として調和がとれず、不自然でちぐはぐな状態をいう。文章・話・制度・デザインなどで、前後のつながりが悪い場合にも使う。由来
樹木に竹を接ぎ木しても、性質が違うため本来うまくなじまないという発想から生まれたことば。成立年は未詳だが、少なくとも江戸時代(17〜19世紀)にはことわざとして用いられていたとされる。異質なものを無理につなぐ不自然さをたとえた。備考
現在は実際の接ぎ木ではなく、文章・計画・会話・デザインなどの不統一さを批判的にいうことが多い。『木に竹を接いだようだ』の形でもよく使う。例文
- 伝統的な町並みに巨大なガラス塔を建てるのは、木に竹を接ぐようで景観になじまない。
- 企画書の前半は堅いのに後半だけ急にくだけた表現になっていて、木に竹を接いだようだ。
- 二つの制度を十分な調整もなく一つにした結果、木に竹を接ぐような運用になってしまった。
- その映画は感動作として始まったのに途中からコメディ色が強くなり、木に竹を接ぐ印象を受けた。
- 借り物の文章を継ぎはぎしたせいで、全体として木に竹を接いだような報告書になっている。
類義語
- ちぐはぐ
- 不釣り合い
- 水と油
- 不調和
対義語
- しっくりくる
- 釣り合いが取れる
- 相性がよい