時節がよければ草木もなびく
読み方
じせつ が よければ くさき も なびく意味
物事は本人の力だけでなく、その時の運や世の流れにも大きく左右されるということ。時機や運勢が味方すれば、ふだんは動かないものまで従うように、何事も思いのほか順調に進む、というたとえ。由来
初出ははっきりしないが、農耕社会で季節や時運を重んじた生活感覚から生まれたと考えられる。『時節』は季節・時機・世の成り行きの意で、『草木もなびく』は草や木でさえ従うほど勢いがあることの比喩。遅くとも江戸時代ごろにはことわざとして定着していたとみられる。備考
個人の才能よりも、時運や世の流れが味方して物事が進むことをいう。やや古風な言い回しで、日常会話より文章・論評・スピーチで見かけやすい。例文
- 景気が上向いた今年は、時節がよければ草木もなびくで、新規事業も驚くほど順調だ。
- 選挙では世論の風向きが変わり、時節がよければ草木もなびくというように支持者が一気に増えた。
- 今の彼はまさに時節がよければ草木もなびくで、提案する企画が次々と採用されている。
- 商売は腕だけではない。時節がよければ草木もなびくというから、好機を見極めることも大切だ。
- 新しい流行にうまく乗れたので、時節がよければ草木もなびくと実感する一年になった。
類義語
- 時に逢えば鼠も虎になる
- 時流に乗る
- 追い風に乗る
- 順風満帆
- 時運に乗る
対義語
- 弱り目に祟り目
- 泣きっ面に蜂
- 踏んだり蹴ったり
- 逆風が吹く
- 時運に恵まれない