昨日は今日の昔
読み方
きのう は きょう の むかし意味
時の流れは非常に早く、つい昨日の出来事でさえ、今日はもう遠い昔のことのように感じられるという意味。世の中や人の状況はすぐに変わるので、過去にとらわれず、移り変わりの早さを心得るべきだという気持ちを表す。由来
明確な初出や作者は不詳です。仏教的な無常観を背景に生まれた古いことわざと考えられ、中世〜近世にはすでに通用していたとみられます。『昨日のことも今日はもう昔になる』という、時間の流れの速さと世の移ろいを表した言い方です。備考
やや文語的で、時の速さや無常感をしみじみ述べる場面で使う。個人の思い出だけでなく、世相や流行の変化の早さを語る際にも用いられる。例文
- 卒業してまだ一年しかたっていないのに、昨日は今日の昔で、学生時代がずいぶん前のことのように思える。
- 技術の進歩が激しい業界では、昨日は今日の昔というほど新しい情報がすぐ古くなる。
- 故郷の町並みが大きく変わっていて、昨日は今日の昔という言葉を実感した。
- 流行の世界では昨日は今日の昔で、先月の人気商品がもう話題にならない。
- 人の気持ちも状況も変わるものだから、昨日は今日の昔と心得て今を大切にしたい。
類義語
- 光陰矢のごとし
- 歳月人を待たず
- 十年一昔
- 諸行無常
対義語
- 万古不易
- 千年一日