捕らぬ狸の皮算用
読み方
とらぬたぬきのかわざんよう
意味
まだ手に入れていないものを、手に入ったつもりで利益や結果を見積もり、あれこれ計画して当てにすること。実現する前の期待だけで計算するのは当てにならず、失敗やぬか喜びになりやすいという戒め。
由来
狸を捕まえる前から、その毛皮を売って得られる代金を勘定する、というたとえから生まれた。毛皮が現金収入になった時代の生活感に基づく表現で、成立年代は明確ではないが、江戸時代には同趣旨の言い回しが広く用いられていたとされる。
備考
「捕らぬ/取らぬ」はどちらも用いられる。未確定の利益を前提に話す人をたしなめるときに使う。やや古風で諭す響きがある。
例文
- 契約が決まってもいないのに新車を買う話をするなんて、捕らぬ狸の皮算用だ。
- 試験の結果が出る前から合格祝いの店を予約するのは捕らぬ狸の皮算用だよ。
- 入金前にボーナスを当てにして散財するのは、まさに捕らぬ狸の皮算用だ。
- あの案件はまだ提案段階だ。利益計画を固めるのは捕らぬ狸の皮算用になりかねない。
- 宝くじが当たったら家を建てるって? 捕らぬ狸の皮算用はほどほどに。
類義語
- 取らぬ狸の皮算用
- 捕らぬ狐の皮算用
- 絵に描いた餅
- 机上の空論
- 皮算用
対義語
- 転ばぬ先の杖
- 石橋を叩いて渡る
- 備えあれば憂いなし