手前味噌で塩が辛い
読み方
てまえみそ で しお が からい意味
自分で自分のことをほめたり、自分の作ったものや関係するものを得意げに自慢したりすることのたとえ。現在は「手前味噌ですが」の形で、控えめに断りながら自分側の長所を述べるときにも使われる。由来
「手前味噌」は自家製の味噌のこと。昔は各家で味噌を仕込み、自分の家の味噌がいちばんよいと自慢し合ったことに由来する。「塩が辛い」は味噌の塩加減までほめる意。成立の正確な年代は不詳だが、味噌の自家醸造が一般的だった江戸時代ごろから広まった表現とされる。備考
古風な言い回しで、日常では短く「手前味噌ですが」が多い。強く言うと自慢・うぬぼれに聞こえるため、断り表現として控えめに使うのが一般的。例文
- 手前味噌で塩が辛いようだが、うちの店の出汁はどこにも負けないと思っている。
- 社長は新製品の説明になると、手前味噌で塩が辛い話を延々と続けた。
- 手前味噌で塩が辛いかもしれませんが、この企画書はかなり完成度が高いです。
- 祖父は自分で漬けた味噌を食べるたびに、手前味噌で塩が辛いと言われるほど褒めちぎる。
- 面接で実績を語るのは必要だが、手前味噌で塩が辛い印象にならないよう注意した。
類義語
- 自画自賛
- 手前味噌
- 我田引水
- 自賛
- 自慢話
対義語
- 能ある鷹は爪を隠す
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 謙遜
- 謙譲の美徳