手を回す
読み方
て を まわす意味
物事がうまく進むように、前もって必要な準備・手配・根回しをすること。また、あちこちに働きかけて処理すること。状況によっては「不正に金品を渡して便宜を図る(賄賂を使う)」という含みで使われることもある。由来
「手(=人の働き・手段)」を「回す(=あちこちに動かす)」という字義から生まれた慣用句。特定の故事来歴は不明で、成立年代も明確ではないが、近世〜近代以降の口語的表現として広く定着したと考えられる。備考
主に「準備・手配・根回し」の意味で使うが、文脈次第で「裏工作・賄賂」のニュアンスになるため注意。目的語は「関係者に/各所に/先に」などが多い。例文
- 会議が滞りなく進むように、事前に関係部署へ手を回しておいた。
- 引っ越し当日は混むから、早めに業者と駐車場の手配に手を回そう。
- 彼はトラブルが起きる前に手を回して、火種を小さくしてしまう。
- 新商品の発売に向けて、取引先にも根回しして手を回しているところだ。
- 許可が下りたのは助かったが、裏で手を回したんじゃないかと疑われないようにしたい。
類義語
- 手配する
- 段取りする
- 根回しする
- 手を尽くす
- 手を打つ
- 手を回らす
対義語
- 手をこまねく
- 傍観する
- 放置する