手をこまねく
読み方
て を こまねく意味
腕組みをして何もせず、事態の進行をただ見ていること。自分から働きかけたり対策を取ったりせず、成り行きに任せて放置するという否定的な含みで用いられる。由来
「こまねく(拱く)」は両手を胸の前で組む(腕をこまぬく)意の古い語。そこから「手をこまねく」は、腕組みして動かない=手出しせず傍観する、の比喩として定着した。成立年代は明確ではない(近世以前から用例があるとされる)。備考
「手をこまぬく」とほぼ同義。多くは批判・非難の文脈で用い、受け身で何もしない態度を表す。誤って「手をこねまく」などと言わないよう注意。例文
- 不正を知りながら手をこまねいていたら、同罪だ。
- 物価高に手をこまねくのではなく、家計を見直そう。
- 災害の危険が迫っているのに、行政が手をこまねいていては困る。
- 部下のミスを見て手をこまねく上司は信頼されない。
- チャンスが来ているのに手をこまねいていたら、他社に取られてしまう。
類義語
- 手をこまぬく
- 座視する
- 傍観する
- 指をくわえる
- 見て見ぬふりをする
対義語
- 手を打つ
- 手を下す
- 手を尽くす
- 先手を打つ