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情けも過ぎれば仇となる

読み方

なさけ も すぎれば あだ となる

意味

情け(親切・思いやり)も度を超すと、相手のためにならず、甘えや依存を助長してかえって害になったり、恨まれたりして自分に不利益として返ってくることがある、というたとえ。

由来

「情け」と「仇(あだ)」を対比させ、過度の慈悲や贔屓が害を生むという教訓を述べたことわざ。成立年代は明確ではないが、江戸期には同趣旨の表現が広く見られ、口承で定着したと考えられる。

備考

相手への配慮を否定するのではなく、「度合い」を戒める表現。甘やかし・依怙贔屓・過保護などの文脈で用いられる。

例文

  • 困っているからといって毎回お金を貸していたら、情けも過ぎれば仇となるよ。
  • 部下をかばい続けるのは優しさだが、情けも過ぎれば仇となるから注意が必要だ。
  • 子どもの要求を何でも聞くのは教育にならない。情けも過ぎれば仇となる。
  • 彼に仕事を回しすぎたらかえって自信を失わせた。情けも過ぎれば仇となるとはこのことだ。
  • 介助を先回りしすぎると自立の機会を奪う。情けも過ぎれば仇となるね。

類義語

  • 過ぎたるは及ばざるが如し
  • かわいい子には旅をさせよ
  • 親切があだになる

対義語

  • 情けは人の為ならず
  • 情けは身のため

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