悪縁契り深し
読み方
あくえん ちぎり ふかし意味
よくない相手や望ましくない関係ほど、妙に縁が深く、簡単には断ち切れないということ。別れたい、離れたいと思っても、因縁や情、事情によって関係が続いてしまう場合にいう。由来
成立年代は不詳。仏教の「縁」「因縁」「宿縁」という考え方を背景に、悪い縁であっても前世からの契りのように深く結ばれている、という発想から生まれたことわざとされる。近世以降の用例に見られるが、明確な初出年は不明。備考
やや古風な表現。恋愛・友人・取引先など、切りたいのに切れない望ましくない関係に使う。冗談めかしても用いられる。例文
- 何度けんかして別れてもまた一緒にいるとは、まさに悪縁契り深しだ。
- あの会社とは揉めてばかりなのに取引が続くのだから、悪縁契り深しというほかない。
- 彼とは縁を切ったつもりだったが、転職先で再会し、悪縁契り深しを実感した。
- 悪縁契り深しで、問題を起こす友人ほどなかなか離れられない。
- 昔の借金相手とまた関わることになり、悪縁契り深しだとため息をついた。
類義語
- 腐れ縁
- 悪縁は切れにくい
- 因縁浅からず
- 縁は切れぬもの
対義語
- 良縁は大切にせよ
- 君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず