悪事千里を走る
読み方
あくじせんりをはしる
意味
悪い行い・悪い評判は、あっという間に遠くまで広まり、人の耳に入りやすいというたとえ。隠したつもりでも世間に知れ渡りやすいことを戒める意味で用いる。
由来
由来の詳細な初出年代は不明だが、近世以降に広く用いられてきたことわざとされる。「千里」は非常に遠い距離の誇張表現で、「走る」は速く伝わる意を表す。悪い噂ほど伝播が速いという生活実感から生まれた言い回し。
備考
「悪事」は犯罪に限らず、マナー違反や不正など広く指す。主に戒め・教訓として用い、口語では「悪事は千里を走る」とも言う。
例文
- 内緒で不正をしたつもりでも、悪事千里を走るで、すぐ社内に知れ渡った。
- 軽い気持ちの悪口が拡散してしまった。悪事千里を走るとはこのことだ。
- 迷惑行為は必ず誰かが見ている。悪事千里を走るから気をつけなさい。
- 火のない所に煙は立たぬと言うが、悪事千里を走るで、噂はあっという間に広まる。
- 一度ついた悪い評判は消しにくい。悪事千里を走るのが世の常だ。
類義語
- 悪事は千里を走る
- 悪事は遠くまで知れ渡る
- 悪評は広まる
- 悪名高い
対義語
- 善は急げ
- 良い噂は門を出でず(よいうわさはもんをいでず)