恋は思案の外
読み方
こい は しあん の ほか意味
恋をすると、相手への思いが強くなって理性や損得勘定では自分をコントロールできず、普段ならしないような判断や行動をしてしまうということ。恋愛は頭で考えた通りには進まず、分別を失いやすいものだというたとえ。由来
正確な初出は未詳。ただし「思案の外」という言い回し自体は古くからあり、このことわざも遅くとも江戸時代(17〜19世紀)には広く使われていたと考えられる。「思案の外」は思慮や予想の及ばないことを表し、恋は理性や計算では収まらないという人情の真理を言い表したもの。備考
やや古風で文語的なことわざ。現代では会話より文章や評論、小説で見かけやすい。日常的には近い意味で「恋は盲目」のほうが通じやすい。例文
- 彼は普段とても慎重なのに、彼女のことになると急に無鉄砲になる。まさに恋は思案の外だ。
- 親友が遠距離恋愛のために突然転職を決めたと聞いて、恋は思案の外だと思った。
- あれほど仕事一筋だった先輩が、恋をして毎日そわそわしている。恋は思案の外というべきだ。
- 周囲が反対しても彼女が結婚を決めたのは、恋は思案の外だからだろう。
- 小説の主人公が危険を承知で相手を追いかける場面を見て、恋は思案の外という言葉を思い出した。
類義語
- 恋は盲目
- 恋に師匠なし
- 惚れた目には痘痕もえくぼ
対義語
- 石橋を叩いて渡る
- 念には念を入れる
- 思慮分別