急いては事を仕損じる
読み方
いそいではことをしそんじる
意味
焦って急いで物事をすると、かえって失敗したり手戻りが増えたりして、うまくいかないという戒め。落ち着いて手順を踏み、慎重に進めることが大切だという意味。
由来
成立年代ははっきりしないが、古くから口承で用いられてきた教訓的なことわざ。江戸時代以前から類例が見られるとされる。内容は「急ぐほど失敗しやすい」という経験則に基づく。
備考
戒めとして用いられ、「急げ」の反対に近い。会話でも文章でも使えるが、目上に直接言う場合は言い方を和らげるとよい。
例文
- 締切が近いけど、急いては事を仕損じるから、まず要件を整理しよう。
- 焦って返信すると誤字が増えるよ。急いては事を仕損じるって言うでしょ。
- 工事を急がせた結果、検査で不備が見つかった。まさに急いては事を仕損じるだ。
- 試験前日に徹夜で詰め込むより、急いては事を仕損じると考えて計画的に勉強した。
- 急いで契約書にサインしそうになったが、急いては事を仕損じると思って条項を読み直した。
類義語
- 急がば回れ
- 慌てる乞食は貰いが少ない
- 急いては事を仕損ずる(異表記)
対義語
- 急がば回れ(※近義だが「慎重に進めよ」の方向で対立しにくい)
- 善は急げ