心配は身の毒
読み方
しんぱい は み の どく意味
過度に心配したり思い悩んだりすることは、精神だけでなく体にも悪い影響を与えるという意味。まだ起きていないことを必要以上に案じるより、気持ちを落ち着けて対処するほうがよい、という戒めとして使われる。由来
明確な初出や成立年は不詳。古くからの養生観や「病は気から」という考えに通じる俗諺で、心労が健康を害するという経験則から生まれた表現と考えられる。少なくとも近世以降の日本語の口語的な教訓句として広まったとみられる。備考
相手を慰めたり、不安を抑えるよう促したりする場面で使う。深刻な悩みに対して軽く言うと冷たく聞こえることがあるため配慮が必要。例文
- 結果発表まで落ち着かないのは分かるけれど、心配は身の毒だから少し休みなさい。
- 子どもの帰りが遅くて不安だったが、心配は身の毒だと思い、まず学校に連絡して確認した。
- まだ起きてもいない失敗を考え続けても仕方がない。心配は身の毒だよ。
- 医者に検査結果は問題ないと言われ、母は「心配は身の毒だったね」と笑った。
- 仕事の先行きを案じて眠れない友人に、心配は身の毒だから一つずつ対策を立てようと声をかけた。
類義語
- 病は気から
- 取り越し苦労は身の毒
- 案じるより産むが易し
- 思い煩うな
- 心労は体にこたえる
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 念には念を入れよ
- 用心に怪我なし