漢字辞典.com

後生畏るべし

読み方

ごしょう おそるべし

意味

若い人や後輩は将来どれほど成長して大人物になるか分からないので、軽んじたり侮ったりしてはいけない、という戒め。今は未熟に見えても、後に師や先輩をしのぐほどになる可能性があることを示す。

由来

『論語』子罕篇の「後生可畏、焉知来者之不如今也(後生は畏るべし。いずくんぞ来たる者の今に如かざるを知らん)」に由来する漢文由来のことわざ。成立の正確な年は不詳だが、原典は春秋時代末~戦国初期(紀元前5世紀頃)の孔子の言行を伝えるとされ、日本では漢籍受容(奈良~平安期以降)を通じて広まった。

備考

やや硬い表現で、文章語・演説・訓戒的な場面に多い。「後生」は「来世」ではなく「後から生まれた人(若者)」の意で用いる。

例文

  • 新人だからといって侮るな、後生畏るべしだ。
  • 彼はまだ学生だが、後生畏るべしで数年後は第一線に立っているかもしれない。
  • 若手の提案を笑うのはよくない。後生畏るべし、だよ。
  • あの頃は頼りなかった後輩が、今やプロジェクトの要だ。まさに後生畏るべし。
  • 後生畏るべしと言うし、教える側も学び続けないとすぐ追い越される。

類義語

  • 青は藍より出でて藍より青し
  • 末は博士か大臣か
  • 後生末恐ろしい
  • 少年老い易く学成り難し

対義語

  • 老兵は死なず(た)だ消え去るのみ
  • 年寄りの冷や水

このことわざに含まれる漢字