漢字辞典.com

後生大事

読み方

ごしょう を だいじ に

意味

自分の身分や持ち物、約束事などを、将来まで失いたくない一心で、必要以上に大切に扱い手放さないこと。転じて、度を越して執着し、融通が利かないさまを非難・皮肉を込めていうことが多い。

由来

語源は仏教語。「後生(ごしょう)」は来世・死後の世界の意で、「後生大事」は本来「来世の安楽を第一に大切にする」ことを指した。日常語としては江戸時代には用例が見られるが、成立年代の特定は難しく不詳。のちに意味が転じ、現世の物事を過度に大事にして離さないこともいうようになった。

備考

本来は「来世を大切にする」の意だが、現代では「過度に大事にして執着する」否定的用法が多い。人・物・規則・考え方など幅広く修飾できる。

例文

  • 祖父は古い道具を後生大事にしまい込み、捨てる話になると機嫌が悪くなる。
  • 彼は昔の失敗を後生大事に抱えていて、新しい挑戦を避けている。
  • その規則を後生大事に守るより、状況に合わせて見直したほうがいい。
  • 思い出の品を後生大事にするのはいいが、部屋が片づかないほど溜め込むのは考えものだ。
  • 担当者が前例を後生大事にしているせいで、手続きがいつまでも改善されない。

類義語

  • 大事にする
  • 大切にする
  • 手放さない
  • 固執する
  • 執着する
  • 前例踏襲
  • 墨守する

対義語

  • あっさり手放す
  • 未練がない
  • 執着しない
  • 見切りをつける
  • 割り切る

このことわざに含まれる漢字