彼も人なり我も人なり
読み方
かれ も ひと なり われ も ひと なり意味
相手も自分と同じ人間なのだから、相手にできることが自分にまったくできないはずはない、という意味。偉人や成功者を過度に特別視せず、自分も努力すれば挑戦できると奮起させる言葉。由来
古代中国の儒家文献『孟子』滕文公上の「舜何人ぞや、予何人ぞや。有為者亦若是」に基づくとされる。『孟子』は戦国時代、紀元前4〜3世紀ごろ成立。この日本語形がいつ定着したかは不詳。備考
漢文訓読調でやや古風。励ましに使うが、他人の才能や努力を軽く見る響きにもなり得るため、功績を語る場面では配慮が必要。例文
- 難関試験に合格した先輩を見て、「彼も人なり我も人なり」と自分を奮い立たせた。
- あの名人も最初は初心者だった。彼も人なり我も人なり、練習すれば少しずつ近づけるはずだ。
- 同僚の成功に圧倒されたが、彼も人なり我も人なりと思い直して新しい企画に挑戦した。
- コーチは選手たちに、「相手を恐れすぎるな。彼も人なり我も人なりだ」と声をかけた。
- 有名な起業家の話を聞き、彼も人なり我も人なり、自分にもできることから始めようと思った。
類義語
- 舜何人ぞや予何人ぞや
- 為せば成る
- 精神一到何事か成らざらん
- 人にできて我にできぬことはない
対義語
- 月と鼈
- 雲泥の差
- 提灯に釣鐘
- 役者が違う