年貢の納め時
読み方
ねんぐ の おさめどき意味
もう言い逃れや先延ばしができず、責任を取ったり、あきらめたりしなければならない時のこと。悪事や失敗が明るみに出て、ついに観念するしかない場面によく使う。由来
「年貢」は中世から江戸時代にかけて農民が領主に納めた租税のことです。「納め時」はその納付期限を指し、期限が来ればもう逃れられないことから、転じて「ついに観念すべき時」という意味になりました。表現として定着した正確な初出年は不明ですが、江戸時代(17〜19世紀)には広く通用していたと考えられます。備考
現代では、悪事やごまかしが露見して観念する場面のほか、冗談めかして「もう逃げられない」という意味でも使う。やや口語的。例文
- 何年も不正を隠してきたが、証拠が出そろった以上、もう年貢の納め時だ。
- 締め切りを何度も延ばしてもらったけれど、今夜こそ私の年貢の納め時だ。
- 監視カメラにはっきり映っていたなら、彼も年貢の納め時だろう。
- 母にテストの答案を見つけられて、ついに年貢の納め時が来たと思った。
- 長年の粉飾決算が内部告発で発覚し、その会社も年貢の納め時を迎えた。
類義語
- 観念する
- 腹をくくる
- 覚悟を決める
- 万事休す
対義語
- 逃げおおせる
- 切り抜ける
- 危機を免れる