山雨来たらんとして風楼に満つ
読み方
さんう きたらん として かぜ ろう に みつ意味
大きな事件や変事、争乱などが起ころうとする直前に、不穏な兆しや緊張した気配があたりに満ちること。物事が急変する前触れとして、周囲の空気がただならぬ状態になるさまをいう。由来
中国・唐代の詩人、許渾(きょこん)の詩「咸陽城東楼」にある句「山雨欲来風満楼」に由来する。9世紀ごろの作品とされる。山に雨が降り出そうとして、楼上に風が満ちる情景から、変事の前兆を表す成句として用いられるようになった。備考
漢文由来の硬い表現で、日常会話よりも文章語・評論・報道調で用いられる。読みや形は「山雨来たらんと欲して風楼に満つ」ともいう。例文
- 社内で役員の緊急会議が続き、山雨来たらんとして風楼に満つという雰囲気だった。
- 国境付近に軍が集まり、まさに山雨来たらんとして風楼に満つの情勢である。
- 株価の急落と相次ぐ辞任報道に、市場には山雨来たらんとして風楼に満つの空気が漂った。
- 選挙前夜、各陣営の動きが慌ただしくなり、山雨来たらんとして風楼に満つと感じた。
- 不正疑惑の資料が出回り始め、会社全体が山雨来たらんとして風楼に満つような緊張に包まれた。
類義語
- 嵐の前の静けさ
- 一触即発
- 風雲急を告げる
- 不穏な空気が漂う
- 波乱の兆し
対義語
- 天下泰平
- 平穏無事
- 風波が立たない