山の芋鰻になる
読み方
やまのいも が うなぎ に なる意味
山で採れる芋が水中の鰻に変わるはずがないことから、普通では到底起こりそうにないこと、または非常に意外で信じがたい変化や出来事をたとえることわざ。多くは「そんなことはあり得ない」という否定的な意味で使う。由来
由来の正確な年代は不明。山の芋は地中に育つ植物、鰻は水中にすむ魚であり、本来まったく別物である。その山の芋が鰻になるという不可能な変化をたとえた表現で、近世、少なくとも江戸時代には用例が見られるとされる。形が細長く、ぬめりがある点の連想も背景にあると考えられる。備考
「山の芋が鰻になる」と助詞を補って言う形も多い。古風で文学的な響きがあり、日常会話では「あり得ない」「そんな馬鹿な」の方が一般的。例文
- あの怠け者が一夜で勤勉家になるなんて、山の芋鰻になるような話だ。
- 赤字続きの店が何の改革もせずに急に大繁盛するなど、山の芋鰻になるというものだ。
- 彼が約束の時間に毎回きちんと来るなんて、山の芋鰻になるほど信じがたい。
- 古い機械に少し油を差しただけで最新機種並みに動くなら、山の芋鰻になるだろう。
- 努力も準備もなしに合格できると思うのは、山の芋鰻になるような考えだ。
類義語
- 山の芋が鰻になる
- 山芋変じて鰻となる
- 有り得ないこと
- ありもしないこと
- 荒唐無稽
- 奇想天外
対義語
- 有り得ること
- 当然の成り行き
- 順当な変化