屁をひって尻すぼめ
読み方
へ を ひって しりすぼめ意味
失敗や不始末をしてしまった後で、慌てて取り繕ったり用心したりしても、もはや手遅れで役に立たないということ。事が起こる前に注意すべきだ、という戒めとして用いられる。由来
成立年代は不詳。「屁をひる」は屁をする意の古い言い方で、屁を出してしまってから尻をすぼめても何の役にも立たない、という滑稽な身体動作から生まれた俗諺。近世、少なくとも江戸時代ごろには庶民の口語的な言い回しとして広まっていたと考えられる。備考
「屁」を含むため俗っぽく、上品な場や改まった文章では避けるのが無難。意味は「後の祭り」に近いが、より滑稽で辛辣な響きがある。例文
- 契約書を読まずに判を押してから文句を言っても、屁をひって尻すぼめだ。
- 情報漏えいが起きてから慌ててパスワードを変えるだけでは、屁をひって尻すぼめになりかねない。
- 試験が終わってから参考書を買うなんて、まさに屁をひって尻すぼめだよ。
- 火事になってから消火器の場所を確認するのでは、屁をひって尻すぼめというものだ。
- 彼は失言の後で言い訳を重ねたが、周囲には屁をひって尻すぼめにしか見えなかった。
類義語
- 後の祭り
- 泥棒を捕らえて縄を綯う
- 証文の出し遅れ
- 六日の菖蒲十日の菊
- 手遅れ
対義語
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 濡れぬ先の傘
- 用心に怪我なし