屁と火事は元から騒ぐ
読み方
へ と かじ は もと から さわぐ意味
屁をした本人や火事の火元が真っ先に騒ぎ立てることから、問題を起こした当人ほど、疑いをそらしたり責任を隠したりするために、かえって大げさに騒ぐものだというたとえ。由来
成立年代は不詳。江戸時代以降の庶民的な口承・俚諺として広まったと考えられる。屁をした者が「臭い」と騒ぎ、火事では火元の者がいち早く騒ぐという日常的観察をもとに、張本人ほど先に騒ぐという人情をたとえたもの。備考
やや古風で俗っぽい表現。「屁」を含むため上品な場や改まった文章では避けるのが無難。人を疑う言い方なので、使用場面に注意。例文
- 彼が真っ先に「誰が壊したんだ」と騒いでいたが、屁と火事は元から騒ぐで、結局本人の仕業だった。
- 会議で情報漏えいを一番強く非難していた人が漏らしたと分かり、まさに屁と火事は元から騒ぐだと思った。
- 子どもが花瓶を割ったとき、弟だけが妙に大声で犯人探しを始めたので、母は屁と火事は元から騒ぐと見抜いた。
- 匿名の中傷を書いた人ほど被害者ぶって騒いでいたらしい。屁と火事は元から騒ぐとはよく言ったものだ。
- 証拠もないのに彼が過剰に否定するので、周囲は屁と火事は元から騒ぐではないかと疑い始めた。
類義語
- 盗人猛々しい
- 盗人が火を付けて消防に加わる
- 盗人が盗人を捕らえる
- 盗人の昼寝
- 悪事千里を走る
対義語
- 沈黙は金
- 口は災いの元