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小人の交わりは甘きこと醴のごとし

読み方

しょうじん の まじわり は あまき こと れい の ごとし

意味

徳の低い小人物どうしの付き合いは、初めは甘酒のように甘く親密に見えるが、利害や感情に左右されやすく、誠実さに欠けて長続きしない、という意味。表面的な親しさへの戒めとして用いる。

由来

中国戦国時代の思想書『荘子』山木篇に見える「君子之交淡若水、小人之交甘若醴」に由来する。成立は紀元前4〜3世紀ごろとされるが、現行本の編纂過程には諸説がある。日本では漢籍の教養を通じて広まり、ことわざとして定着した。

備考

漢文調で硬い表現。日常会話より、文章・講話・評論などで使われる。相手を「小人」と評すため、直接人に向けると強い批判になる。

例文

  • 新しい取引先は最初から過剰に親切だったが、条件が変わるとすぐ離れていった。まさに小人の交わりは甘きこと醴のごとしだ。
  • 利害だけで結びついた仲間は、儲けが出ている間だけ親密に見える。小人の交わりは甘きこと醴のごとしという言葉を思い出す。
  • 彼らは毎日のように褒め合っていたが、失敗の責任が出た途端に互いを責め始めた。小人の交わりは甘きこと醴のごとしである。
  • 表面的な愛想のよさに安心してはいけない。小人の交わりは甘きこと醴のごとしで、本当の信頼関係は時間をかけて分かる。
  • SNSで急に親しくなった相手が、頼みを断っただけで態度を変えた。小人の交わりは甘きこと醴のごとしとはよく言ったものだ。

類義語

  • 小人の交わりは甘し
  • 小人の交わりは甘きこと醴の如し
  • 小人の交わりは甘きこと醴の若し

対義語

  • 君子の交わりは淡きこと水のごとし

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