寝た間は仏
読み方
ねた ま は ほとけ意味
人は眠っている間は悪事も争いもできず、仏のようにおとなしく無害であるということ。普段は乱暴・口うるさい人でも、寝ている時だけは静かで穏やかだ、という皮肉や軽い冗談として用いる。由来
成立時期は不詳。仏教文化の中で「仏」が慈悲深く穏やかな存在の象徴とされたことから、眠って何もせず静かな人を「仏」にたとえた俗諺と考えられる。近世、少なくとも江戸時代以降の口承的な言い回しとみられる。備考
やや古風で、日常では軽い皮肉や冗談として使われることが多い。相手に直接言うと失礼に響く場合がある。例文
- いつも文句ばかりの祖父も、昼寝をしている時だけは寝た間は仏だ。
- 暴れん坊の犬がようやく眠り、家族は「寝た間は仏だね」と笑った。
- 課長は起きていると怖いが、出張の車内で眠っている姿を見ると寝た間は仏という感じだった。
- 兄弟げんかばかりの子どもたちも、寝顔だけ見れば寝た間は仏だ。
- 彼は酒を飲むと騒ぐが、寝てしまえば寝た間は仏で、周囲もほっとする。
類義語
- 寝た間は仏、起きれば鬼
- 寝ている間は仏