娘を見るより母を見よ
読み方
むすめ を みる より はは を みよ意味
娘の性格・ふるまい・将来の姿を知りたければ、本人だけでなく母親を見よという意味。親子は容姿や気質、生活習慣、価値観が似やすく、家庭環境も子に表れるという考えを表す。昔は結婚相手を見定める文脈でよく用いられた。由来
由来の正確な年代・初出は不明。近世以降、特に江戸時代ごろの家同士の婚姻や見合いの慣習の中で、妻となる女性の将来像や家庭でのしつけを母親から推し量る婚姻上の教訓として広まった俗諺と考えられる。備考
伝統的な婚姻観や性別役割意識を含むため、現代では古風・偏見的に響くことがある。一般論として慎重に用いるのがよい。例文
- 彼は見合いの席で相手の母親の立ち居振る舞いを見て、「娘を見るより母を見よ」と祖母に言われた意味がわかった。
- 娘を見るより母を見よと言うが、彼女の丁寧な言葉遣いは家庭で自然に身についたものらしい。
- 友人は結婚を考えるなら家族の雰囲気も大切だと話し、娘を見るより母を見よということわざを引き合いに出した。
- 娘を見るより母を見よとはいえ、親と子を同一視しすぎるのはよくない。
- 昔の人は、将来の暮らしぶりを想像するために、娘を見るより母を見よと考えたのだろう。
類義語
- 蛙の子は蛙
- 瓜の蔓に茄子はならぬ
- 親を見れば子がわかる
対義語
- 鳶が鷹を生む
- 氏より育ち