女賢しうして牛売り損なう
読み方
おんな さかしゅうして うし を うりそこなう意味
女が利口ぶって口を出すと、かえって大事な取引や物事を失敗させる、という意味の古いことわざ。転じて、浅はかな知恵や出過ぎた干渉が、かえってよい機会や利益を逃す原因になることをいう。現代では女性蔑視を含む表現として注意が必要。由来
由来の詳細な時期・出典は不明。牛が農耕・運搬の重要な財産であり、売買も大きな取引だった時代の生活感覚から生まれたと考えられる。少なくとも近世、江戸時代のことわざ資料に見える古い表現で、「賢しう」は古風な言い方で「賢しく」の意。備考
女性蔑視的な価値観を含む古いことわざ。現代では差別的に響くため、引用・解説以外での使用は避けるのが無難。例文
- 値段を欲張って条件を付けすぎた結果、契約が流れてしまった。まさに女賢しうして牛売り損なうだ。
- 彼は細かな駆け引きにこだわりすぎて、せっかくの買い手を逃した。女賢しうして牛売り損なうとはこのことだ。
- 昔の上司は、部下が余計な交渉をして失敗すると、女賢しうして牛売り損なうだとよく言ったものだ。
- 利益を増やそうとして複雑な条件を出したら、相手に断られた。女賢しうして牛売り損なうにならないよう、引き際も大切だ。
- このことわざは女性を悪く言う古い表現なので、現代の会話で人を責めるために使うのは避けたい。
類義語
- 策士策に溺れる
- 小利口は大損のもと
- 知恵も過ぎれば愚となる
- 生兵法は大怪我のもと
対義語
- 知恵は身を助く
- 女房の知恵は六十里先へ行く