女の髪の毛には大象もつながる
読み方
おんな の かみのけ には たいぞう も つながる意味
女の髪の毛のように細く弱そうなものでも、女性の魅力や情にかかれば大きな象さえつなぎとめるという意。転じて、どんなに強い男や立派な人物でも、女性の色香や愛情には心を奪われ、自由を失うことがあるというたとえ。由来
正確な成立年は不詳。象を強大なものの象徴とし、髪の毛を細く弱いものの象徴として対比させた表現で、女性の魅力の強さを誇張していう俗諺。象の比喩は仏教説話やインド・中国由来の説話的表現と親和性があるが、日本では近世、少なくとも江戸時代ごろのことわざ・俚諺として広まったと考えられる。備考
古風で、現代の日常会話ではあまり使われない。女性を一面的に「男を惑わす存在」と見る表現になり得るため、使用場面には注意が必要。例文
- 豪快で誰の言うことも聞かない彼が、恋人の一言で転職まで考え直すとは、女の髪の毛には大象もつながるものだ。
- 若いころは仕事一筋だった祖父も、祖母に出会ってからすっかり家庭人になった。まさに女の髪の毛には大象もつながるである。
- あの社長が彼女の頼みだけは断れないと聞いて、女の髪の毛には大象もつながるということわざを思い出した。
- 友人はどんな誘惑にも動じないと言っていたが、好きな人の涙には勝てなかった。女の髪の毛には大象もつながるというわけだ。
- 昔の小説には、女の髪の毛には大象もつながるとばかりに、英雄が恋に惑う場面がよく描かれている。
類義語
- 女の髪には大象もつながる
- 女の髪の毛には大象もつなぐ
- 傾城に誠なし
- 英雄色を好む
- 色に迷う
対義語
- 色に迷わず
- 坐懐不乱