天狗の鼻を折る
読み方
てんぐ の はな を おる意味
うぬぼれて高慢になっている人の自尊心(鼻)をくじき、思い上がりをやめさせること。相手の慢心を正す、調子に乗らせない、という含みで使う。由来
「天狗」は山中に住むとされ、鼻が高い妖怪として知られる。そこから「鼻が高い」=得意・傲慢の象徴となり、その鼻を「折る」ことで慢心を打ち砕く意を表す。成立年代は特定しにくく、江戸期以前からの天狗像・慣用表現(鼻が高い等)を背景にしたと考えられるが、正確な年は不詳。備考
相手の慢心を戒める意味だが、言い方がきつく感じられることもある。用法としては「天狗になる」とセットで理解するとよい。例文
- 優勝が決まった途端に偉そうにし始めたので、監督が一言で天狗の鼻を折った。
- 彼は褒められるとすぐ調子に乗るから、どこかで天狗の鼻を折っておいたほうがいい。
- 成功体験ばかり語る新人に、先輩が現場の厳しさを教えて天狗の鼻を折った。
- SNSでの反響に舞い上がっていた彼女は、冷静な指摘で天狗の鼻を折られて我に返った。
- 相手を言い負かして天狗の鼻を折るのが目的になってはいけない。
類義語
- 鼻をへし折る
- 鼻をくじく
- 鼻を折る
- 慢心を砕く
- 思い上がりを戒める
対義語
- おだてる
- 持ち上げる
- ちやほやする
- 調子に乗せる