天の与うるを取らざればかえってその咎めを受く
読み方
てん の あたうる を とらざれば かえって その とがめ を うく意味
天が与えてくれた好機や利益を、ためらったり見過ごしたりして受け取らないでいると、かえって災いや罰を招くという意味。めぐってきた機会は時を逃さずつかむべきだ、という戒めとして用いられる。由来
中国の歴史書『史記』淮陰侯列伝に見える「天与弗取、反受其咎」に由来する成句。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろ、概ね紀元前91年ごろまでに完成させたとされる。楚漢戦争期、蒯通が韓信に決断を促した文脈で語られる言葉として知られる。備考
漢文訓読調の硬い表現で、日常会話よりも文章・演説・ビジネス上の戒めに向く。「天与の好機を逃すな」と言い換えると平易。例文
- せっかく大手企業から共同開発の申し出が来たのだから、天の与うるを取らざればかえってその咎めを受くというものだ。
- 留学の奨学金に採用されたのに迷ってばかりいる彼に、先生は天の与うるを取らざればかえってその咎めを受くと助言した。
- 市場が急に拡大している今こそ参入すべきだ。天の与うるを取らざればかえってその咎めを受くで、先延ばしは危険だ。
- 彼女は昇進の打診を断ろうとしたが、友人に天の与うるを取らざればかえってその咎めを受くと言われ、挑戦を決めた。
- 歴史を見れば、好機を逃した国や企業は衰えることがある。まさに天の与うるを取らざればかえってその咎めを受くである。
類義語
- 好機逸すべからず
- 善は急げ
- 鉄は熱いうちに打て
- 時機を逸するな
- 天与の好機を逃すな
対義語
- 果報は寝て待て
- 急いては事を仕損じる
- 待てば海路の日和あり