天に唾する
読み方
てんに つばきする意味
人をののしったり害そうとしたりしても、その悪意や行為は結局自分にはね返ってくる、というたとえ。相手をおとしめるつもりが、かえって自分の評判や立場を悪くすることをいう。由来
中国の歴史書『後漢書』朱浮伝(5世紀ごろ成立)にある、「天を仰いで唾すれば、その唾は天には届かず自分に落ちてくる」という趣旨のたとえに由来するとされる。日本には漢籍の受容とともに伝わり、ことわざとして定着した。備考
やや文語的な言い方で、現代では「天に向かって唾する」ともいう。人への中傷や卑劣な行為が自分に返る、という戒めとして使われる。例文
- 根拠のない悪口を広めるのは、天に唾するようなものだ。
- 同僚を陥れようとしてうそをつけば、結局は天に唾することになる。
- SNSで他人を中傷する行為は、まさに天に唾する行為だ。
- 会社の信用を傷つける不正は、天に唾すると言わざるをえない。
- 他人の失敗を笑ってばかりいると、天に唾する結果になりかねない。
類義語
- 自業自得
- 因果応報
- 人を呪わば穴二つ
対義語
- 情けは人のためならず
- 善因善果
- 徳を積む